好奇心を抱くのは自然なことであり、私たちの多くは、誰が自分のInstagramプロフィールを見たのか疑問に思ったことがあるでしょう。しかし、これは単なる好奇心にとどまる問題ではありません。お客様のInstagramプロフィールや投稿には、お客様ご自身やご友人、ご家族の写真が含まれている可能性が高く、お客様の私生活をきわめて克明に映し出すことになります。
元パートナーや、熱狂的で行き過ぎた好意を寄せる人物、競合他社、あるいは(特にお客様がインフルエンサーなどの著名人である場合)執拗なファンからインスタでストーカー行為を受ける可能性については、警戒しておく必要があります。また、お客様のインスタアカウントを通じて入手できる個人情報は、お客様個人を標的にしたフィッシング攻撃(新しいウィンドウ)を企てる犯罪者にとって、格好の材料になり得ます。
この記事では、以下について見ていきます。
- 本当にお客様のInstagramを誰がのぞき見しているか知ることはできるでしょうか?
- Instagramで確認できること
- 解決策を提供すると主張するサードパーティ製アプリ
- インスタストーカーをブロックする方法
- インスタストーカーを避けるその他の方法
お客様のInstagramを誰がのぞき見しているか知ることはできるでしょうか?
Instagram自体には、誰がお客様のプロフィールを訪れたり、コンテンツを閲覧したりしたかを確認するツールは用意されていません(ストーリーズ(新しいウィンドウ)やライブ(新しいウィンドウ)動画配信などの一部の機能を除きます)。そのプラットフォーム設計とプライバシーモデルは、そのようなレベルの透明性を提供しないよう明確に設計されています。
- プロフィールの訪問履歴は、ユーザーがアクセスできる形で追跡されません
- 誰かがお客様のプロフィールを閲覧したり、投稿を閲覧したりしても、Instagramから通知されることはありません
- プロフィールの訪問者に関する情報を提供する公式のAPIやデータエンドポイントは存在しません
本記事の焦点ではありませんが、Instagramのプライバシー保護機能は、他ユーザーからお客様のプライバシーを守るように設計されているのであり、Instagram自体やその親会社(Facebookも所有する)であるMeta(新しいウィンドウ)から保護するためのものではないことに留意する必要があります。
同社は、お客様のプライバシーに侵入してパーソナライズされた広告を配信することで、毎年約1,645億ドルを稼いでいる企業です。お客様が閲覧したすべてのプロフィール、写真、動画、ストーリーズ、リール(およびその閲覧時間と頻度、時間帯、閲覧時の位置情報)、連絡先リスト(Facebookの連絡先と統合されたもの)、コメント、携帯電話のIDは、Instagramによって詳細に記録され(新しいウィンドウ)、お客様に商品を販売するために設計されたアルゴリズムに送られます。
Instagramで確認できること
プロフィールの閲覧履歴は非公開のままですが、Instagramは、お客様がアクセスできるいくつかのエンゲージメントデータを提供しています。これには以下が含まれます。
- ストーリーズの閲覧者:Instagramのストーリーズを誰が閲覧したかを確認できますが、このデータは24時間しか保持されません。
- ライブ配信の視聴者:ライブ動画を視聴している人のユーザー情報を確認することもできますが、これは配信中に限られます。
- リールと動画の再生数:総再生数は確認できますが、個々の閲覧者を特定することはできません。
- 投稿の「いいね!」、コメント、共有:これらの公開されているエンゲージメントから、誰がお客様のコンテンツに関心を持っているかを間接的に把握できます。
したがって、Instagram内でコンテンツを閲覧した個人を確認する唯一の方法はストーリーズとライブ動画ですが、この情報は24時間しか利用できないため、インスタストーカーを特定する上での実用性は限定的です。
重要な点として、ストーリーズの閲覧者リストの上部に表示される人物は、お客様のプロフィールを最も頻繁に訪れている人を反映しているわけではありません。これらの表示順は、目立たないプロフィールの閲覧ではなく、相互のやり取り、ダイレクトメッセージ、全体的なエンゲージメントなどの要因を考慮した複雑なアルゴリズムによって左右されます。
プロフェッショナルアカウントまたはクリエイターアカウントをお持ちの場合は、Instagramインサイト(新しいウィンドウ)のコンソールから追加のエンゲージメント指標にアクセスできます。しかし、この場合でも、訪問者の具体的なユーザー情報を特定することはできません。
解決策を提供すると主張するサードパーティ製アプリ
需要があるところには、常にそこから利益を得ようとする者が現れます。App StoreやPlay Storeで簡単に検索するだけで、お客様のInstagramプロフィールを閲覧した人や、アカウントをのぞき見した人を表示すると主張するアプリが何十個も見つかります。
これらのアプリは、プロフィールの訪問者ID、フォローを解除した人、隠れた閲覧者などの情報を提供すると謳うことがよくあります。しかし、こうした主張はよく言っても誤解を招くものであり、最悪の場合は危険を伴います。その理由は以下の通りです。
1. InstagramのAPI制限
アプリケーション(新しいウィンドウ)・プログラミング(新しいウィンドウ)・インターフェース(新しいウィンドウ)(API)とは、異なるソフトウェアシステム間で相互に通信できるようにするためのルールとツールのセットです。開発者がアカウントデータにアクセスできる唯一の公式インターフェースであるInstagramのグラフAPI(新しいウィンドウ)は、プロフィールの閲覧者情報へのアクセスを提供していません。このAPIで取得できるデータは、以下のような種類に制限されています。
- フォロワーリスト
- ユーザープロフィールのメタデータ
- メディアの「いいね!」とコメント
- ビジネスアカウントおよびクリエイターアカウント向けのインサイト(インプレッション数、リーチ数など)
Instagramのドキュメントのどこにも、プロフィール訪問データを取得するためのエンドポイントは存在しません。これはMeta社が意図的に決定したことです。つまり、誰がお客様のプロフィールを見たかを明らかにすると主張するサードパーティのサービスは、不正なデータスクレイピング手法を使用しているか、捏造された結果を生成しているかのどちらかです。
2. セキュリティとプライバシーのリスク
これらのアプリでは、Instagramのアカウント詳細情報を使用してログインする必要があり、アプリにアカウントへの直接的なアクセス権を与えることになります。言うまでもなく、これは以下のような事態を招く大きなリスクとなります。
- 認証情報の窃盗(新しいウィンドウ)
- お客様に代わって行われる不正な操作(勝手な投稿、他Instagramユーザーのフォローやフォロー解除など)
- お客様の個人データ(新しいウィンドウ)が収集され、販売されたり悪用されたりする(多くの場合、フィッシング攻撃(新しいウィンドウ)が目的となります)
Instagramは、未検証のアプリとログイン情報を共有しないよう明確に警告(新しいウィンドウ)しており、「当社のガイドラインに従わないサードパーティ製アプリは、お客様のアカウントのセキュリティを危険にさらす可能性があります。削除することをお勧めします」と述べています。
3. アカウントが停止される可能性がある
Metaの利用規約(新しいウィンドウ)には、以下のように記載されています。
「自動化された手段を用いて、当社の製品からデータにアクセス、またはデータを収集してはなりません(当社の事前の許可を得ている場合を除く)。また、アクセス許可を持たないデータへのアクセスを試みてはなりません。お客様が当社の規約に違反した場合、当社はお客様のアカウントを無効化または削除することがあります。」
また、Metaプラットフォームポリシー(新しいウィンドウ)には以下のように記載されています。
「アプリはInstagramのログイン認証情報を保存またはキャッシュしてはなりません。ユーザーを誤導するアプリや、データをスクレイピングするアプリは削除され、アクセス権が永久に失効される場合があります。」
つまり、このようなアプリを使用すると、アカウントの停止や削除のリスクを負うだけでなく、Meta社から法的措置をとられる事態に発展するおそれもあります。
インスタストーカーをブロックする方法
Instagramでストーカー行為をされるのではないかと心配な場合は、いくつかの対策をとることができます。
1. Instagramのプロフィールをプライベート(非公開)に設定する
Instagramが公開されている場合は誰でもお客様の投稿を閲覧してフォローできますが、アカウントを非公開(プライベート)にすると、閲覧を許可したフォロワーだけに制限できます。非公開(プライベート)のプロフィールに切り替えることで、プライバシーを強化し、見知らぬ人からの不要な関心を減らすことができます。
ただし、オーディエンスへのリーチも制限されるため、お客様がクリエイターである場合や、ビジネス目的でInstagramを利用している場合には、あまり良い選択肢ではありません。プロフィールをプライベートに設定するには:
1. Instagramアプリを開き、[プロフィール]タブを開きます(右下隅のプロフィールアイコンをタップします)。
2. ☰ → アカウントを見られる人 → アカウントのプライバシーの順に進みます。

3. プライベートアカウントのスイッチをオンにします。

2. 特定のフォロワーをブロックする
インスタストーカーのユーザー情報を把握している(またはその疑いがある)場合は、その相手をブロックすることができます。手順は以下のとおりです:
1. Instagramアプリを開き、プロフィールタブを開きます(右下隅のプロフィールアイコンをタップします)。
2. ステータスバーのフォロワーをタップします。

3. ブロックしたいアカウントを見つけて選択します。そこまで極端な方法を望まない場合は、削除をタップしてフォローを解除します。

4. その相手のプロフィールページで、⋯を選択します。

5. ブロックをタップします。通報したい場合は、代わりに報告するをタップし、画面の指示に従ってください。

インスタストーカーを避けるその他の方法
1. フォロワーを手動で承認する
投稿がない、ユーザー名が曖昧、または他人の写真をコピーしているなど、見知らぬプロフィールや不審なアカウントからのリクエストは承認しないでください。現実の連絡先とまったく接続がないアカウントや、通常のコンテンツのオーディエンスと合致しないアカウントからのリクエストは、辞退するか無視してください。
2. 定期的にフォロワーリストを監査する
定期的にフォロワーを確認し、見覚えのない相手や信頼できない相手を削除してください。
3. 特定の相手からすべてのストーリーズとライブ動画を隠す
特定の相手にストーリーズやライブ動画を見られないようにすることができます。これを行うには、プロフィールタブ → ☰ → コンテンツを見られる人 → ストーリーズとライブを非表示にする(隠す)の順に進み、ストーリーズやライブ動画を見せたくないフォロワーリストのユーザーを選択します。完了したら、完了をタップします。

4. 特定の相手から個別のストーリーズを隠す
特定のストーリーズだけを見られないようにしたい場合もあります。特定の相手からストーリーズを非表示にする(隠す)には、ご自身のストーリーズ → アクティビティに移動し、ブロックしたい閲覧者の横にある⋯をタップして → ストーリーズを非表示にする(隠す)を選択します。

5. 個人情報の共有を避ける
(ビジネスに必要な場合を除き)プロフィールに電話番号、学校、自宅の住所(アドレス)、またはメール(新しいウィンドウ)を含めないでください。また、それほど明確ではないかもしれませんが、ストーリーズやハイライト(新しいウィンドウ)のコンテンツは慎重に選択してください。これらは行動パターンや個人の習慣(毎日の通勤ルートやお気に入りの位置など)を明らかにしてしまう可能性があり、インスタストーカーが現実世界のストーカーになってしまう危険性があります。
6. 位置情報の共有を避ける
同様に、特にリアルタイムで投稿やストーリーズに現在の位置をタグ付けしないようにしましょう。また、個人のコンテンツに特定可能な目印を表示するのを避けるのも良いアイデアです。
7. 2要素認証(2FA)を使用する
2要素認証(新しいウィンドウ)(2FA)をオンにして、アカウントがハッキングされないようにしてください。これを行うには、プロフィールタブ → ☰ → アカウントセンター → アカウント設定 → パスワードとセキュリティ → ログインと復旧 → 2要素認証の順に移動し、画面の指示に従ってください。
まとめ:警戒を怠らず、ご自身で管理する
結論として、24時間で消えるストーリーズやライブ動画を除き、誰がお客様のInstagramをストーキングしているかを確認する方法はありません。大多数の人(クリエイターではない、またはビジネス目的でこのプラットフォームを利用していないすべての人)にとって、自身の個人情報を閲覧できる相手を管理する最も効果的な方法は、アカウントをプライベート(非公開)に設定し、実際に知っている人だけがアクセスできるようにすることです。
どうしても公開アカウントが必要な場合は、警戒を怠らず、Instagramが提供するツールを使用して、迷惑なフォロワーを制限またはブロックしてください。
結局のところ、ソーシャルメディアの本来の目的はご自身の情報を発信することです。発信する情報が意図的かつ慎重なものである限り、それは問題ありません。他の場所でご自身に関する情報を意図せず発信してしまわないように、優れたVPNなどのプライバシーツールを使用してください。






