WireGuard®は、お客様のデバイスとVPNサーバー間の接続の安全性を確保するために使用される、新しいVPNプロトコルです。
WireGuardは最先端の暗号技術を使用して、お客様の接続を安全に保ち、非常に軽量に設計されています。これにより、特にスペックの低いハードウェアにおいて、OpenVPNやIKEv2などの従来のVPNプロトコルよりも高速に動作します。
もともとLinux向けに開発されたWireGuardは、2020年3月にLinuxカーネル(バージョン5.6以降)に公式に統合され、日常的な使用に適した、安全で安定した高速なVPNプロトコルとして認められました。WireGuardの主なメリットは以下の通りです:
- 高速
- 瞬時の接続
- 軽量
Proton VPNは現在、以下のプラットフォームでWireGuardをサポートしています:
- Windows
- macOS
- Android
- iOS/iPadOS
- Linux
VPNプロトコルの変更方法、またはSmart Protocolの選択方法についてはこちらをご覧ください
安全
WireGuardは比較的新しいプロトコルですが、実証済みの最先端の暗号プリミティブを使用して、お客様のVPN接続を安全に保護します。
- ChaCha20(新しいウィンドウ) — 共通鍵暗号(新しいウィンドウ)です。OpenVPNやIKEv2におけるAESと同様に、ChaCha20はお客様の実際のデータを保護します。
- Poly1305(新しいウィンドウ) — WireGuard接続を認証するために使用される、メッセージ認証コード(新しいウィンドウ)(MAC)です。
- Curve25519(新しいウィンドウ) — TLS鍵交換を保護するために、楕円曲線ディフィー・ヘルマン(新しいウィンドウ)(ECDH)プロトコルで使用される楕円曲線(新しいウィンドウ)です。これにより、弊社のVPNサーバーへのお客様の接続が安全に保たれます。
- SipHash(新しいウィンドウ) — ハッシュテーブル(新しいウィンドウ)のキーを安全にマッピングするために使用される、XOR(新しいウィンドウ)ベースの疑似乱数ハッシュ関数です。
- BLAKE2(新しいウィンドウ) – データを検証するために使用される暗号ハッシュ関数です。
プライベート
Proton VPNによる本プロトコルの実装では、セッションを動的にプロビジョニングするために二重NATを使用しています。つまり、お客様のアプリがWireGuard経由で弊社のいずれかのVPNサーバーに接続すると、最初のNATが「10.2.0.2」というIPアドレスを、お客様のセッションに割り当てられたランダムかつ固有の内部IPアドレスに書き換えます。
ここから先、WireGuardは他のVPNと同様に機能します。2番目のNATが、目的のウェブサイトに接続される前にお客様のセッションIPアドレスをVPNサーバーのパブリックIPアドレスに再度書き換えます。

これにより、WireGuardを使用する際も、OpenVPN or IKEv2を使用する場合と同等レベルのプライバシーが確保されます。弊社はお客様のIPアドレスを保存しません。また、独立したセキュリティ専門家によって検証された弊社の厳格なノーログポリシーが完全に適用されます。
Proton VPNがWireGuardでお客様のプライバシーを保護する方法について、詳しくはこちらをご覧ください
高速
プロセッサにハードウェアサポートが組み込まれていることが多いOpenVPNで通常使用されるAES暗号化とは異なり、WireGuardは現在ハードウェアサポートに対応していません。それにもかかわらず、大幅に向上した効率性のおかげで、WireGuardのパフォーマンスはハードウェアアクセラレーション対応AES(新しいウィンドウ)(AES-NI)に匹敵します(新しいウィンドウ)。
Proton VPNがサポートするすべてのVPNプロトコルと同様に、WireGuardも、長距離接続やパケット損失率が高い場合の接続速度を大幅に改善できる、弊社独自のVPN Accelerator技術の恩恵を十分に受けることができます。
効率的
CPU使用率が低いことは、モバイルデバイスやノートPCで弊社のアプリを使用するユーザーの、バッテリー駆動時間の向上につながります。
瞬時のVPN接続
AndroidおよびiOSデバイスにおいて、WireGuardがVPN接続を確立するのにかかる時間は1秒未満です。
オープンソースで監査済み
WireGuardは、安全性を確保するために誰でも検証できるオープンソースのソフトウェア(新しいウィンドウ)です。実際、コードが4,000行未満(OpenVPNの30万行以上と比較)で構成されているため、監査が非常に容易です。
WireGuardはさまざまな形式検証を受けており、Linuxカーネルに組み込まれるにあたり、WireGuardのLinuxコードベースは第三者機関によって個別に監査されました(新しいウィンドウ)。
一部の競合他社とは異なり、弊社のWireGuardのオープンソース実装は公式バージョンと100%の互換性があります。
WireGuard TCPとStealth
通常、WireGuardは特定のUDPポートのみで動作するため、政府によるブロックが容易になります。UDPとTCPは、インターネットを介してデータがどのように送信されるかを処理する、2つの主要な転送プロトコルです。UDPの方が高速ですが、TCPの方が信頼性が高く、UDPに対するTCPの主な利点は、HTTPS(新しいウィンドウ)で使用されるポートであるTCPポート443を介して動作することで、政府の検閲を回避できる点にあります。
しかし、弊社はこの制限を克服するWireGuardのカスタム実装を開発しました。WireGuard TCPは、OpenVPN TCPと同様の検閲防止効果を提供します。つまり、WireGuardをHTTPSと同じポートで動作させることができるため、大半のウェブサイトをもブロックすることなしに、単にWireGuardのみをブロックすることを困難にします。
ただし、ディープ・パケット・インスペクション技術を使用すれば、HTTPSパケットとVPNパケットの違いを容易に見分けることができます。
Stealthは、TCPを介した難読化されたTLSトンネル上で動作させるなど、検出やブロックを困難にするためのいくつかの技術を採用した、弊社独自のWireGuardベースのカスタムVPNプロトコルです。
WireGuard対OpenVPN
OpenVPNは実績のある伝統的なVPNプロトコルであり、現在も安全ではあるものの、古さが目立ち始めています。WireGuardは、同等のセキュリティを提供しながら、OpenVPNよりもはるかに高速、軽量、かつ効率的です。
OpenVPNは、TCP上で動作する機能により、 現在も強力な検閲防止機能を提供しています。しかし前述の通り、弊社はWireGuardの実装にこの柔軟性を適用しただけでなく、 カスタムプロトコルであるStealthによってそれを大幅に向上させました。
「WireGuard」およびWireGuardのロゴは、Jason A. Donenfeld氏の登録商標ですのでご注意ください。
よくある質問
WireGuardのサポートに追加料金はかかりますか?
いいえ。Proton VPNコミュニティのすべてのメンバーは、弊社のWindows、macOS、Android、およびiOS/iPadOSアプリで、WireGuardを無料でご利用いただけます。
すべての機能はWireGuardで利用できますか?
はい。WireGuardは弊社のアプリに完全に統合されており、アプリでサポートされているすべての機能で使用できます。これには、 Secure Core、NetShield Ad-blocker、 DNS漏洩防止、 IPv6漏洩防止、 キルスイッチ、 常時キルスイッチ(Windows)、 代替ルーティング(新しいウィンドウ)、および VPN Acceleratorが含まれます。
WireGuardはどのように使用しますか?
WireGuardのサポートは、弊社の Smart Protocol機能にも完全に統合されており、お客様の状況に合わせて最適なVPNプロトコルにVPN接続を自動的に切り替えます。Smart Protocolはデフォルトで有効になっているため、お客様のニーズに最適なプロトコル(WireGuardを含む)を自動的に使用するために、お客様が何かを行う必要はありません。
ご希望の場合は、手動でWireGuardを選択することもできます。
VPNプロトコルの変更方法、またはSmart Protocolの選択方法についてはこちらをご覧ください
WireGuardはどのProton VPNプラットフォームで利用できますか?
WireGuardは、以下のProton VPNアプリでご利用いただけます:
- Windows (UDP, TCP, Stealth)
- macOS (UDP, TCP, Stealth)
- Android (UDP, TCP, Stealth)
- Android TV (Smart Protocol経由のUDP)
- iOSおよびiPadOS (UDP, TCP, Stealth)
- Linux (UDP)
- Chrome OS (Androidアプリ経由のUDP, TCP, Stealth)







